表紙・トピックス>ごあいさつ(現在位置)

ごあいさつ

(株)静岡県電気工事協力会代表取締役社長 松本高明

当連合会は、昭和21年設立後、70余年の永きにわたり時代とともに、歩んで参りましたが、その取り巻く環境は、戦後の復興期から高度経済成長を経て大きく変貌し、さらに2度にわたる石油危機の発生と世界的な景気の停滞、平成2年のバブル崩壊や電力自由化の導入など、めまぐるしく変化してきており、それに伴いビジネス構造も大きく変革して参りました。

また、23年3月に発生しました「東日本大震災」とその地震によって引き起こされた福島第一原発事故が発生し、すべての原子力発電所が停止したことで、安定供給の確保が困難となり、再生可能エネルギーの導入など電力システム改革がなされました。28年度からは、電力小売り全面自由やスマートメーターの本格導入が実施され、電気工事業界の環境も大きく変化する年を迎えることとなります。

この大きな変革の中、電気工事業界としては新しいビジネスチャンスを捉えて対応していかなければなりません。

そして、協力会の最大の使命であります優良工事の推進、作業安全の確保につきましては、昇降柱訓練・教育訓練、安全パトロールなどを通して、「安全作業必携」や安全管理基本計画に定められた基本事項の遵守を徹底し、基本に忠実な作業の定着を図って参る所存でございます。

中部電力様のご指導をいただきながら 各種施策(しさく)に取り組んでいるなか、より安全な施工体制を求めて、21年度から、委託店制度の新しい体制として、共同受注体制である『電気引込工事センター』を試行としてスタートいたしました。そして、本年6月には、すべての協力会において 本格実施に移行する運びとなりました。

私どもの社会的使命でもあります電気保安の確保とともに、電気工事を通じてお客様に安全と安心をお届けするために、中部電力様と一体となって、技術・技能の研鑽と、お客さまサービスの向上に取り組んで参りますので、当連合会への変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
(写真:会長松本高明)

平成27年8月

copyright 2006 Chubu Electric Works Federation